ちいさな幸福
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
もっともデートらしくないデートってどんなのだった?
恋愛のさなかで一番幸福だって思ったのはどんな時?
好きな子と一緒でよかったって思うときは?
結婚して一番良かったことってなに?
史上最低のデートってどんなのだった?
思い返してみて一番にやついてしまうデートは?
自分が自分でなくなってしまうような恋ってしたことある?
恋愛の中で奇跡なんじゃないかって思う瞬間を感じたことある?
10円拾って奇跡なんじゃないかって思ったことは?
恋人と過ごしたどんな時間がいちばん記憶に残っている?
読み始めた時はなんだかそんなにおもしろくなさそう、って思ったのに、意外と興味深かった。
どんどんリレー形式で質問が形を変えながら意図的ではなくぐるぐる回っていく、そしてそれに何かしらの答えが返ってくる話。
エピソード一つ一つは、そんなに大したことないのに、なんだか人生の濃い部分がギュッと詰まっている感じ。いいなあ。
そして自分の場合をちょっと考えてみた。
今まで一番印象に残っているデートって考えて一番に思い浮かんだのは、大学生の時の。
その時大好きだった人と自転車押しながら敷島のバラ園まで歩いて行ったこと。
途中知り合いにあってちょっとしゃべってみたり、清水スーパーによってアイス買ってみたりしながら散歩してた。その人の横をただ歩いているのがすごく幸せでしょうがなかった。
本当些細な感じだけど忘れられない思い出だな。
みんなどういうのを思い出すんだろう。いろんな人に聞いてみたくなってきた。