大地の子読了。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1994/02/01
- メディア: 文庫
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さすがに、タイミングが良すぎなところがあったりして、「これは現実にはありえないよな。」ってすごく思ったけれど、それでも中国残留孤児の一心の人生が悲しいことと理不尽なことの嵐で、実際は想像以上に悲惨だったんだろうと思う。
一心の30何年ぶりかに会った妹の「あつ子」がもし自分だったとしたら、私は耐えられたのかなあ?ってなかなか考えるのをやめられなかったぐらい。
かなりいろいろ考えてしまって、夢にまででてきてしまった。
「今の日本が恵まれていて、麻痺している部分もあるんだろうな。」ということと、「戦前の中国を侵略した日本人は許せん」と、「いくら侵略されてひさんな目にあったからといって、その子供である日本人を家畜と同じ用に扱うなんてやっぱり許せん。」てこと。
とか、書きながら、3番目は私が中国人だったら、そうは思わないのかも。
そして、そんなに悲惨なことがいまだに世界中にはあふれているのかと思うと、ただ悲しくなります。神様からしたら人間も動物のひとつなんだよな。ってこと?もうちょっといろいろ考えてみます。