日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

生きて死ぬ私・予定日はジミー・ペイジ

生きて死ぬ私 (ちくま文庫)

生きて死ぬ私 (ちくま文庫)

予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)

予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)

図書館で借りた二冊の本だったのだけれど、茂木健一郎さんの
意識の状態をいくつかに分けて考えているのがおもしろく、通常時と夢の時と、同じように感じるのは「ニューロンの発火」が起きているからに違いない。
臨死体験も記憶が残っているのだから同じく脳でニューロンの発火が起きていることは間違いない。」というのにへー、と思ってみた。

そんな本を読みながら、気分を変えて角田光代の「予定日はジミー・ペイジ」も読んでみた。
ある夫婦の妊娠してから、子供が生まれる寸前までを日記形式でつづっている本だった。
中で妻のマキちゃんが大量に夢を見ているくだりで、茂木さんの夢についての話を思い出し、相乗効果でなんだかおもしろかった。

角田さん、いつの間にか子供を産んでいて、しかもエッセイまで書いていたのか?と思ったらフィクションだったらしく、それなのに、あまりに細部まで現実っぽくて(本当は知らないけれど)すごかった。
うまいなあ。