旅券は俳句
- 作者: 江国滋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/06
- メディア: 単行本
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こんなに面白いエッセイを俳句付きで書いている方がもうこの世にいらっしゃらないというのはとても不思議な気がする。
昔の人も大昔の人も今一緒の時代にいたら同じように感じるんだろうなあ、とか脈絡ないことを思う。(まあ、考え方とか常識では大きく違うんだろうけれど。)
今回の大震災を経て、すごく戦争があった時代が最近だったんだと思えた。
1000年前に地震があったころの話が軽く出てきて、大昔の人がどう大変だったのか、苦しかったのか、そういう文章を読むと感じていることは同じで、「それからただ時間が1000年たっただけなんだ。」ということを思うようになったからだと思う。
時間がひたすら流れていることがなんだか怖いなあ、と大元の本から大きく離れたことまで考えてしまった。。。