日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

オリンピックの身代金

「これは、ノンフィクションなのか??」って何度も思った。
リアリティーがありすぎて今から45年くらい前の時代を、体験できた気がする。
「なんだか今の中国に持っているイメージとあまり違わないような?」というのが、この本から受けるオリンピック時の日本のイメージ。
「おばあちゃんは、関東大震災東京大空襲を体験して、二度の何もなくなってしまっている東京をみているから、オリンピックで生まれかわった東京が嬉しいのよ。」みたいな言葉が心に残った。

後は秋田からの出稼ぎの人夫の扱いが酷すぎて、なんだかショックだった。
30過ぎたから思うのかもしれないけれど、歴史は繋がっていて、昔だからすっかり今とは違うとは言い切れないんだって実感し始めた今日この頃だからか、今だって同じようなことがおきているのかもしれない。
昔のこと、とはわりきれるかんじではなくて読んでしまったな。


ちなみに、私も島崎くんのファンです。