日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

2006年5月26日 (金) 語学留学で得たものと失ったもの。手紙より。

よかった点
(1)自分の発音がまったくもって勘違いばっかりだったことに気がついたこと
onが(an)と発音するのとか、notが(nat)と発音するのとかまったく知りませんでしたし。目からウロコ状態なこと多数でした!!!
ついでに、batteryとかcerialとか、何度言っても、誰に言ってもわかってもらえない単語多すぎて結構へこみました!
thursdayと何回繰り返しても、「ん?Sunday?Saturday???」と言われたときもちょっと衝撃でした。
そんな経験ばっかりです。(thとrの発音がだめ、と何回も言われたし。その象徴?)

(2)短い初心者用の本を通して読めるようになったこと(オレンジのpenguin
books intermediateレベルですけれど・笑)

私英語苦手なんですよね。英語と言うか、暗記科目全般(歴史、古文もろもろ。)
ずっと英語避けてきたので短い文章ですら読むの苦痛でしょうがなかったのです。
でも、さすがに読まないと授業にならないので(私以外もう2ヶ月目とか、3ヶ月目とか、なれている人が多かったから、根性で読まないときつかった!)頑張ってたら読めたのです。うれしくて。
まだまだ普通の本とか読めないですけれど、(単語力が圧倒的になさすぎるので)ペンギンブックだったら読みたい。むしろ、先に続けたい!野望が持てるぐらいになったことが、進歩かなと!

(3)完了形がなんとなくわかるような気がしてきたこと!

結局私英語きちんと勉強してきていないので、文法がかなり抜けまくっているのです。
いまだに、完了形と、過去形の使い分けがわからないのですけれど、継続性がポイントらしいというのだけわかりました!(さすがに、完了と、経験はわかるので)
今日もう朝ごはん食べてきた?が"Have you eatenalready breakfast?"なのか、"Did you eat breakfast?"
なのかすらわからないんですけれど・・・
まあ、勉強します。

まあ、ちいさいことはまだまだあるけれど、とりあえずは、こんなところかなと思ってみたりしてます!
究極は英語が前よりすこしだけ好きになったってことでしょうか。相変わらず全然聞き取れないし、全然話せませんが!


マイナス点
(1)文法を全部おさらいするわけではなくて、テストによって、ちょうどよさそうなところからの勉強になること。抜けてるところが抜けっぱなし。

私英語できない割りに、常にカンだけでテストを受けてきたから、なんだかテストできちゃったんですよね。
レベルが12段階に別れていて、テストによってどこに入るのか決まる形式だったんですけれど、7のクラスに入ってしまったんです。
ちなみに、9が大学に入学を許可されるレベル。

ひとつのレベルが一ヶ月あるので、本当に初歩から勉強する人は、7に来るまでに6ヶ月勉強をしてくるのです。
会話も少しずつ習って、街で使って実践をして、使って見につけて英語に慣れきった状況の6ヶ月。そんなところに、ぽんといれられてもー。
とはいえ、大抵3から4くらいから始める人が多いんですけれどね。(南米の人たちは5とか6くらいからはじめるひとが多いような気もしたけれど。英語とスペイン語フランス語などヨーロッパの言葉はもとは同じだから、私たちよりも楽に使える。)

そして、中級クラスに入ってしまったので、私ともう一人のブラジリアンな彼女以外結構長い間英語を勉強してきた人たちばっかりな状況!
初日から、はい、適当にグループ作って!雑誌選んで!明日それぞれ発表ねー!!!みたいな。
ワタクシ何も話せないからここにきたんですけれどー。。。という状況です。
初日が本当つらかったー。
初日から、泣いて帰りたい気分満載で、もう、「おかあさーん。」状態!
そこで、さっさとクラスを落としてもらい、(それでも周りのみんなに比べるとリスニング力会話力ダントツになかったけれど!)、ほめられて伸びるタイプなのに、つぶされながらがんばりました。ぶっちゃけきつかった!

(2)自分の年を踏まえると、普通の英語学校ではなくて、25歳以上の!とか、プラス何かをできる!とか他の選択肢を考えるべきたったこと。

まあ、2週間前にぎりぎりで適当に選んだ国と学校ですから、ゆっくり選ぶなんてできるわけがなかったんですけれど。(行けたことに価値を置いたからしょうがない。)

まわりの環境が、ラテンとコリアンと日本人!
ラテン系は相変わらず、相変わらずな感じでつっぱしっているし、クラスの女の子が、私とラテンな、英語べらべらすぎて意思疎通できなかった女の子しかいなかったし。

日本語使わない!ってホストマザーと約束したのに、あまりに寂しくて日本人の群れにまざっちゃいました。
人間一人はつらいわなー。とということを実感。カナダ人と友達になれるような環境があったら、そういうほうがよかったように思われます!

ついでに、みんな若すぎました(日本人)。年ではなくて、意識が。
高校卒業して!とか、短大卒業して!とか大学卒業して!とか。
みんな就職経験がないまま、親のお金できているんですもの。社会にもまれまくった二年を経ている私がなにか言えた義理じゃございませんが。
(むしろ、前回スロベニアに行ったとき一緒に遊んでくれた年上の方々に本当に感謝しました。きっとこの若造が!とか何回も思ってたんだろうなー。)

たとえば、そんなに日本語使ってたのしいかー?一緒にいるコリアンの子たち楽しくないに決まっているのに気づかないのかー?とかそんなちっちゃなレベルでしたが。

しかし、それでも一緒にいる自分に対して、それがまた辛いし、なんだかお金払ってなんで私はここにいるのか?という変な罪意識まででてくるし。
気の合う人に会うのはやはり難しいことですね。どこにいたって同じですけれど。
しかも一緒に遊んでもらったけれど、きっとわたしかなり扱いづらかったと思われる。逆に申し訳ないです。


そんなところです。
英語を聞き取るには、3ヶ月。自然に話すには6ヶ月。必要であるらしいので、時間的に足りなかったです。まだまだ勉強が必要。
しかし、かなり人間関係的に孤独だったので(近くにめぼしい都市がないし。みんな遠いし。よって旅費が高いので。)
一ヶ月で精一杯でした。
そこまで投資するほど英語が必要になるようにもあまり思えないですし。
日本でも頑張れば、英語話す友人作れそうな気もするし。そんなコミュニティーありそうですし。
日本でもきっと勉強できるという結論にただいまなってます。

というわけで、収穫もあり、失ったものもあり、でも行ってよかったです。
行ったことには後悔はないので。
ただもっと有意義に過ごせたかなーとは思います。
発音矯正の学校とか、フリーカンバセーションクラス(学校とは関係なくいくつかあるらしい。)とかがあったことに終わりのほうで気づいてショックでしたし。
しかし、なんだかんだいって友達できたし。
いまだに英語の手紙書く人にだけは不自由してないですし。
総じてプラスな体験でしたと言うことでまとめ終了!


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