2006-11-01 2006年11月15日 (水) いとしい Danes 川上弘美著久しぶりに再読。 前回読んだときは川上弘美に興味がなかったから、あまりおもしろいとも思えずに読み流したんだけれども、 今回読んだら深かった。「ごめん」 「どうしても?」 「ごめん」 −沈黙。 去り際にもういちど、 「どうしても?」 首を横にふられ、くちびるが「ごめん」という形に動いているのが見える。かなりかなしく、涙の仲間を目の奥のほうで感じてしまった。耐えられないよー。なんじゃそりゃー。 それでも人は強く生きていくのか。私にはできなそうだ。 .