年収300万円時代日本人のための幸福論
- 作者: カレル・ヴァン・ウォルフレン,森永卓郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/05/19
- メディア: 単行本
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図書館で見かけて借りてしまった。
昔すごくカレル・ヴァン・ウォルフレンさんの「人間を幸福にしない日本というシステム」が好きだったなあ、と思って懐かしくなってしまったので。
森永卓郎氏との対談だったのだけれど、2005年の本だったことをふまえても、ウォルフレンさんの言っていることがすごくまっとうで「この人の本をもっと読みたい!」って思った。
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オランダの人だったらしく、先月「オランダはみんながパートタイムジョブでワークシェアリングで仕事を分け合っていて幸福度が高い。」というのをどこかで読んでいいなあ、って思っていたのだけれど、それについて「そんなによいものでもない。」と言っていたのが衝撃だった。
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そして森永氏がなんだかオタクについてばっかり話しててなんだかなあ、って思った。
日本についてイメージでコメントしてて、ウォルフレンさんにつっこみを入れまくられていたのもどうかなあと。
日本についてかなり研究をしている人との対談なのに、マスコミで言われているような、一般的にイメージとされているような裏付けのないことばっかりいっているんだもん。残念。。。
私も他の国で日本のアニメの再放送が普通に流れているのを見かけてすごく感動した記憶があるから、「それについてすごく将来性を感じる」というところは、「ウォルフレンさんには理解しがたいだろうけれど、そこは応援するよ。」と思ったけれど。
森永氏がたくさん書いている300万円時代の本はまっとうなのかが気になった。
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お二人も言っていたけれど、なんだかいま未来を悲観しているひとが多いのは事実なわけで、でもその中でどう生きたら幸福なのか。
仕事が趣味な人はそれはそれでいいとしても、働き方はどうあるべきなのか。(2年8カ月一回も休みをとっていない森永氏。どうなんだ?)考えておいていいよねえ、って思った。
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ウォルフレンさんが何回も言っていた幸福について。
「幸福とは何かに付随してもたらされる「副産物」で追及するものではない。何かをやり遂げたり、人を幸せにできたと思ったときにそうなりやすい。」
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そうだよねえ、と思う。幸せがなんだか身近にたくさんあるような気がしてきたし、なんだかこの頃必要以上に悲観的になっていたような気までしてきた。
未来はよくなる。どうなりたいのか考えてみる。マイペースで進む!という方向で!