日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

色即ぜねれいしょん

色即ぜねれいしょん (光文社文庫)

色即ぜねれいしょん (光文社文庫)

☆☆☆☆☆
青春過ぎてどきどきした。
中途半端で自分をもてあましている主人公のイヌ。(乾くんだから。)
若すぎて、勘違いするし、突っ走る。
ヤンキーに反論できない中高一貫仏教系男子校に通う文科系。

自分が男だったらこんなに若さ&バカさ全開の本をわくわくしながら読めたのか?なんて思ってしまうぐらい、リアリティがありすぎた。
だからその悩んでいる感じとか何かをつかみかけているんじゃないか?って感じとかもう日々に色がつきすぎている感じとか、「いいなあ。」って世界に入り込めたんじゃないかって思う。

青春があふれすぎていて、そしてこれもこの時期特有で大人になったら自然となくなっていくに違いないものだから(ずっとあったら何かいやだ。)いとおしかったのかな。

あとがきが銀杏BOYZ(今はグループ名変わったんだっけ?)の峯田くんで、それがまた世界観が同じイメージでいいなあ、って思った。

そして、これ映画になっているんですね。
峯田くんがヒゲゴジラなのかあ。
見てみたいなあ。