日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

3月11日〜15日まで大混乱の中で空港内で働き、疲れ果てているはずの妹が、16日・17日の休みで秋田の祖母に会いに行ってきた。

「成田で仕事が終わるのが21時。そのあと電車で西馬込まで移動してうちに泊まって、次の日に羽田から秋田空港に行ってくるから、もし食料品を買えたら買っておいて。」と連絡が来たのが15日。

電車のダイヤは乱れまくっていたし、すぐ運休になっていたし、そもそも秋田までの飛行機は動いているとしても、空港から秋田駅、駅から祖母の家までのバスが動いているかもわからない状況で、燃料も不足しているから動いていない可能性もあったので止めたのだけれど、どうしても会いに行くと言って行ってしまった。
私が念のために買ってみたうどんとそばとカロリーメイトと、月曜に買ってたパスタとツナ缶を持って。

なんでも、地震が起きた後、忙しくなりすぎて全然テレビも見れず、ニュースも入ってこず、祖母が大丈夫なのかずっと願をかけていたんだそうな。「おばあちゃんが助かっているなら部屋のテレビもなんでも壊れてていいです。よろしく神様。」って。

だから、無事を聞いて、直接的な被害がない東北地方でも物流が滞っているのを耳にした途端に「どうしても行こう。」と思ったそう。

なんだか姉なのにちょっとほろっとしてしまった。
しかも早朝から21時まで働いて、電車も各駅停車しかなくて、3時間以上かけてうちまで来て、次の日も空港への電車が動いているかあやしいから、始発に乗るって4時50分前にはうちをでていくその行動。
私には体力的に難しいからできなかったなあ、というか思いつかなかったなあって妹に感心しまくってしまった。
私もできることをしよう。

ちなみに秋田駅前で大量に野菜が売っていたのでそれも買って無事に祖母の家に行けたとのこと。吹雪の中大量の荷物だったけれど、無事に着いたそうな。よかった。そしてありがとう妹よ。