日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage

昨年やっと1Q84の3部作を読んで、村上春樹新刊を満喫するという幸せな体験を(今頃)していたせいもあり、

今回新刊がでると聞いたら、いつも以上に(というかいつもは傍観していたのだけれど)やっぱり読みたくなってしまったのでした。

それなのに、ふらっと立ち寄る本屋では見つけられないんだもん。
なんとなく開いたamazonで「即出荷可」表示を見たとたんにポチっと。

そして本日午後イチぐらいに無事受領。

「長い題名な上に意味がよくわからん」
というのが第一印象だったのだけれど、
「多崎つくる」は人の名前でした。
なるほどねー。
文中に何度も出てくる、Franz LisztのLe mal du pays(日本語だと「郷愁」になるらしい)というピアノ曲が気になって、現在Youtubeで聞いてみてます。

途中友のお見舞いに行って、一緒にお見舞いに行った他の友とお茶をしてきたのだけれど、
その行き帰りの電車と
帰ってきてからずっと読み続けてしまい、ちょっと前に読了。
急いで読みすぎちゃったから、多分細かいところを飛ばしまくっていると思う。
後でもう一回読んでみたら、違う風に感じそうな気までしてしまうよ。

ハルキさんの本は最後20枚ぐらいになった途端に、「え、これは最後にちゃんと決着するの?宙ぶらりんなの?読後感が良いものでありますように」とドキドキしてしまうのだけれど、
今回もまんまとその流れでした。

あまりに集中してぶわーっと世界にいたからまだなんだかうまくつかめていないような気までするよ。
やっぱり後で再読しようっと。

カバーを取っても、かっこよい本だった。



色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年