2005年1月20日 (木) 「てなもんやシェイクスピア」島村洋子
シェイクスピアの有名な話を大阪に舞台を移し、大阪弁でどうにかしようとしたのかと思ったら、そんなん違いました。
きちんと現代に置き換えているから、展開とか落ちとか、いろいろ意表をついていて、つい笑えるのです。
面白い。
マクベスが幕別(まくべつ)だったり、ロミオがもんた牛乳店のひとり息子紋田浪見男(もんたろみお)だったりするしねー。
短編が6つ。題名は知っているけれど、実際には話の筋を知らないのが多いことに驚き、掲載された簡単概略に少し勉強させてもらったところです。
ヴェニスの商人、リア王、ロミオとジュリエット、ハムレット、オセロ、マクベス。
いつかきちんと自分でシェイクスピアのこれらの話を読むことがあるのか。あやしいなあ。