日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

美しき凶器

美しき凶器 (光文社文庫)

美しき凶器 (光文社文庫)

沈まぬ太陽が読み終わって、なんとなく気分を変えたくて読んだ一冊。
全然違ってさくさく読めるのはいいんだけれど、なんだか悲しい本でした。
東野圭吾の割には読後感は悪すぎなかったけれど。
「誘拐監禁された被害者が犯人としか接することができない間に犯人を好きになっちゃうことってあるよね。」というフレーズがなんだか頭に浮かんじゃいました。それを愛だと思い込まされてしまう被害者の純粋な愛に基づく犯罪って、どう受け止められるんでしょ。切なくて悲しい感じ?なんだかなあ。