日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

ファインディング・ジョー「英雄の法則」


「Fellow your bliss! 自分の至福に従え!」
〜自分が幸せと感じることを、行動するとき・選択するときの基準にする〜



「毎日が何か物足りない」「この頃、毎日があまり好きではない」「何か新しいことを始めようか迷っている」「新しいことを始めたけれど、続けられるか不安」そして「英語を勉強している」
こんな人たちに、「ファインディング・ジョー『英雄の法則』」はおすすめだと思う。
(英語を勉強している人に勧めるのは、わかりやすい英語のフレーズを何度も繰り返してくれる場面が多かったから)


「試練が起こる→持てる力を振り絞って立ち向かう→やっとのことで勝利をおさめる→力をつけて、自分がいた日常に戻る」
アメリカの神話学者、ジョーゼフ・キャンベルは、これを「英雄の法則」とした。彼は古今東西の神話や、物語、映画に出てくる「英雄たち」をひたすら研究して、この法則を発見。
人々は、嫌になっちゃうような出来事に立ち向かうための勇気を「逃げないで乗り越えた結果、幸せになれる」物語からもらってきた。成功した人の話を聞いて、頑張ろうと思えるのは、今も昔も変わらないらしい。

本作は実際に苦難を乗り越えながらも、人生に満足し、成功している20人が語るエピソードと、「オズの魔法使い」「スーパーマン」「スターウォーズ」「マトリックス」というような有名な映画の場面、神話やジョーゼフ・キャンベルの言葉が映像化されたものから成り立っている。


「目の前で父を亡くした体験を乗り越えた結果、手にしたもの」について語る作家や、「好きという情熱に真摯に向き合った結果」について語るプロのボーダーの話など、 目の前の現実から目をそらせないで立ち向かった結果、実際に得られる素敵なものの話は、前進する勇気をくれる。


「一番の敵は、自分の思い込み。メディアや企業が作った価値基準に踊らされないで、自分で選び取り、日々を生きると人生が豊かになる」
「成功した人は、お金のために動いていない。自分がやりたいと思ったことを困難を乗り越えて続けた結果が、お金だったりするだけだ」
「人からの評価ばかり気にして自由に動けない人は、石膏で覆われたままの金の像と同じ。本来の自分が封印されたままなのはもったいない」
「人生は全て自分の行動の結果。誰のせいにもできない」

有名な映画の場面を楽しめるとともに、転機において「人生をどう主体的に選びとってきたのか」「窮地に陥ったときに、どう前向きに対応してきたのか」「その先の未来のために何を選び、どう続けてきたのか」という実例が納得しやすく、たくさんの学びがある映画だった。直感に従って新しく始めたことが「間違っていないんだ。頑張って続けてみよう」と応援されている気分になって帰ってきた。

 本作の今後の上映予定は、東京では、7月31日のコスミック・ヴィジョン・スペース2(目黒区)、9月6日、10月2日、11月8日に文京シビックホール小ホール(文京区)だという。事前予約は1500円、当日が1800円で、詳細は、公式ホームページ、FACEBOOK等を参照とのこと。上映会をしたい場合も、対応してくれるとのこと。
 映画が始まる前に、本日の主催者、和田氏がおっしゃっていた「セミナー1日分が、短時間に凝縮されているような映画」というのも納得の、気づきの多い80分だった。
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