人生の特等席
11月23日(金)
品川のプリンスシネマで久しぶりの映画鑑賞。
これぞ、アメリカ映画!てな感じですっきりさわやかな気分で見れました。
しかも南部の頑固でまっすぐで自分の腕一本でプロ野球のスカウトマンとして生きてきたガス(クリント・イーストウッド)がかっこよい。
「とりあえず早く病院に行きなさい」って映画終わっても思ったけれど(目に異常があるのに病院に行くのを渋る役だったので)。
32歳の娘ミッキー(エイミー・アダムス)もいい味出してた。
ばりばり働きすぎてて「すごいなー」ってちょっと羨望のまなざしでみちゃった。「こんな同世代も世の中には、いるんだよね」とも思ってみたり。
そんなミッキーの「父親と話している間に腹を立て、会話をやめて帰ってしまう場面」が何度もあって、なんだか人ごとではないような気がしちゃったよ。なんで親と分かりあえない時ってあんなに腹がたってぶつかっちゃうんでしょう。
遠慮がないからか。
客観的にみていると「そこで腹を立てて会話をやめたら、先には進まないでしょ」って言いたくなるのにね。
家族もので、正義は勝つ的ストレートな話。
安心してすかっとできるので気分転換にぜひ。
(リアリティ重視の人にはだめかも。いかにもな米国映画なので)
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あらすじ
男手ひとつで、娘を育ててきたガス(クリント・イーストウッド)。プロ野球のスカウトマンとして自分の仕事を愛し、各地を回りながら自分の腕一本で優秀な野球選手を探してきた。しかし、年のせいで目に不調が訪れる。コンピュータ化せずに自分のやり方で仕事を続けることに対して、次回の契約を考えるような話もでてくる。
娘のミッキー(エイミー・アダムス)は弁護士としてずっと働いてきた32歳。長いこと離れて住んでいたために、父親にわだかまりがある。やっと認められて手にした昇進のチャンスの場面で、父の親友「ピート」に父に同行して助けてくれないかと頼まれたミッキー。一度は断るものの、父の野球選手を見極める旅に行くことに。
何度もぶつかり合う頑固な父と娘。ガスにスカウトされて野球選手をしていたのに、肩を壊してスカウトマンになったジョニー(ジャスティン・ティンバーレイク)との交流も通して、少しずつ変化していく関係性が見もの。
温かくすかっとした気分になれる映画。クリント・イーストウッドの存在感がさすがである。
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「考える人」のメールマガジンでも「人生の特等席」について取り上げられていた。さすがだあ。
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