日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

トルコ旅 No.14:20141103-10 ローズバレー

さて、パシャバーも満喫し(20分の滞在だけど)、間に合うなら夕焼けがきれいなローズバレーも行きたいな、と思ったのです。
ここまで移動にほぼお金を使っていないし、タクシーに乗ってもよいかもと。

周りの人々もみんなローズバレーに行くのかと思ったけれど、みな動く気配もなし。パシャバーで夕焼けを見るツアーだったみたい。

丘を降りてタクシーを探したけれど、何台かあるタクシーは全部運転手がいない。多分誰かが、雇っていたんでしょう。

諦めようかなあと思いながら、止まっているタクシーをのぞいていたら、「ザクロジュースどう?おみやげもあるよ。買ってー」と屋台のお兄ちゃんが声をかけてきました。
めんどうくさいな、聞こえていないふりをしようかなと思ったけれど、考え直して「タクシー乗りたいなと思ったんだけれど、いないのかな。ローズバレーのサンセット間に合うと思う?」と聞いてみました。

そしたら「もちろんだよ。ここからだったら10分で行けるよ。タクシー呼ぶから、カフェの中で待ってて」と。

その時点で既に16時くらい。サンセットは16時半だから「大丈夫かなー?」と思ったのだけれど、挑戦してみることに。

だけど、近くにタクシーがいなかったらしく、すぐに来ると思ったタクシーが全然来ない。

結局タクシーが到着したのは16時15分でした。

目的地は、既に聞いていたらしく乗ったとたんに飛ばす。飛ばす。飛ばす。
曲がりくねった道ばかりなのに、最強に急いでくれました。
(ちょっと怖かった)

結果、16時28分くらいにローズバレーに到着。


ぎりセーフのような。もうアウトのような、ってセーフってことで。

「10分ぐらい待っててくれる?」って25から30ぐらいに見える素朴な感じの運転手さん(普段着風味)にお願いしてみたら、「もちろんだよ。待っているよ」って言ってくれたので、あちらこちらとうろうろ。


さすがに名物なだけあり、こっちもたくさんの人が!


間に合ってよかったー。

途中で運転手さんが「写真撮ってあげるよ」って来てくれました。
せっかくだからお願いしてみたのだけれど、こんな写真に(笑)。


太陽が手のひらに載っているはずだったのにな。なぜこうなってしまったのに気付かないんだろう。不思議です。


「さよなら今日の太陽。また明日!」

結局こっちも10分ちょいの滞在でした。

帰り道はさすがにのんびり運転です。
「どこから来たの?」「日本」「日本に2年前ぐらいに行ったよ。いいところだった。また行きたいと思っている」って初めて会話が始まりました(行きにかなり急いでくれたことがうかがわれる)。
日本大好きって褒めまくってくれるし、気のよいお兄ちゃんだったこともここで発覚。

ただ、メーターの倒し方が不慣れすぎでおもしろかった(商売道具のはずなのに)。
「ローズバレーで待っていた間はメーター止めておいたからね」って言ってくれたけれど、どう考えても増えてたし(20後半ぐらいだったのが38ぐらいになっていた)。
それなのに走り出してもメーター動かないし。
「メーター止めるからガソリンスタンド寄ってもいい?」っていわれて「いいよ」って言ったのだけれど、ガソリン入れている間、メーター動いてたし。

「メーター動いてたよ」って戻ってきたときに言ったら、「ごめん。最後にトータルから抜くね」って言ってくれたのだけれど、運転し始めたらまたメーター止まってるし。。。

オンとオフを勘違いしていたと思うのだけれど、何回もオンオフボタンを押していたから、メーターが壊れていた可能性もあるのかもね(もしくは本業がタクシー運転手じゃなかったのかなあ)。

結局、パシャバーとローズバレーの半分ちょいプラスぐらい乗ったのに、宿に着いた時にはまだ43でした。
さすがに申し訳ないので60払おうとしたのだけれど(それでも安いと思う)、「いいよ。いいよ」って断られたので「じゃあ50払う」って50リラを払ってきました(2500円ぐらい)。
「10もらっても、そんなに金持ちにならないし、10少なくても貧乏にならないし。両方ハッピーだからいいんだよ」って。
そんな思考でいいのか?ってちょっと笑っちゃったけれど、なんだかおもしろい時間が過ごせたからよいことにするよ。
ハッピー要素が稼ぐ要素より上でも、それはそれで回っているならよいよね。

宿のお兄さんとか、バスに一緒に乗ってくれたセルチュクさんとか、このタクシーのお兄ちゃんとか。
みんなすごく親切だった。ありがたかったー。