日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

12月の読書メーター

2015年が終わった。
1月にタイ、2月にパリ、2月の終わりから3月にかけてシンガポールに出張、4月に金沢と福岡、6月に遊びでシンガポール、7月にモスクワetc、8月に釧路、9月に秋田、10月にN.Y.、と自分でもやりすぎたな、と思うくらい旅三昧な1年だった。
2014年に長期海外出張で稼いだ分もろもろは、使いきった感満載。
どう考えても、自分の中で消化しきれていないから、2016年はゆっくり思い返す年にしよう。
楽しかったり、衝撃を受けたり、感心したり、新しく知ったり、いろいろあったことを忘れている場合じゃないし。

原油安が半端なくて、もろに影響を受けるところにいるので、2016年はちょっと違う感じにしてみたい。

とりあえず、2015年前半に頑張っていた英語をちょっと視点を変えてもう一回チャレンジしてみーよう。

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1329ページ
ナイス数:63ナイス

日曜日の夕刊 (新潮文庫)日曜日の夕刊 (新潮文庫)感想
日曜に、程度の差はあったけど、関わりのある短編が12個でした。個人的な家族の話が多かったように思う。それぞれに事情も立場も状況も違った。出てくる人たちが色々で、周りの人にあわせられない人たちとか、いじめにあってるこどもがいる父が自分が昔やったいじめについて考えていたりとか、過食症な姉とやっぱり不安定な妹とか。おもしろい、というと何か語弊がある気がするけど、読みがいのある本でした。通勤のお供的。
読了日:12月28日 著者:重松清
明日の子供たち明日の子供たち感想
児童養護施設で働く側の人間と、世話を受けながら暮らしている子どもたちの物語。最後に手紙の文面協力者の名前があったから、彼女の手紙がこの本のきっかけになったんだろうな。有川さんは世の中に弱い人たちの声を届ける仕事をしているんだ。すごいことだよなと思う。お話は切なくもあり、楽しくもあり、引き込み力があった。なかなか光があたらない児童養護施設の問題も普通も日々がなんとなくイメージできた。多数派の高齢者だけではなく、声を届ける手段を持たない少数派の彼らも同じ助けを受けられる国であってほしい。難しい話なのかなあ。
読了日:12月19日 著者:有川浩
愛さなくてはいけない ふたつのこと愛さなくてはいけない ふたつのこと感想
老いたくないあなたに。本当にじっくり見なければいけないのは、自分の「目」です。ちゃんと輝いているかどうか。好奇心を失っていないか。若さを保っているのか。(中略)なぜなら、目は心の老いを測るバロメーターだからです。肉体が老いることは避けられませんが、心は永遠の若さを保つことができます。年を取れば取るほど若々しくなっていく人は、いろんな経験をし、いろんなことがわかったことで自由を手に入れます。(P71&72)->肌を見てブルーになるんじゃなくて、目を見てわくわくしていきたし。いいこと言うなあ、弥太郎さん。
読了日:12月7日 著者:松浦弥太郎
なきむし姫 (新潮文庫)なきむし姫 (新潮文庫)感想
いやいやいや、泣き虫すぎるでしょ、アヤさん。それが許される場所で生きてこれたのは、すごいことだよね。自由奔放すぎるケンちゃんとその娘ナッコと、哲ちゃんが単身赴任しちゃって、小学一年生の息子と幼稚園生の娘を一人で育てることで急に強くなることを求められたアヤさんの話。うん。安定した感じで通勤のお供に楽しく読めました。
読了日:12月4日 著者:重松清

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