日々のつれづれその3

細々と続けてみる。

11月の読書メーター

思わずビックリ! どうぶつと獣医さんの本当にあった笑える​物語​思わずビックリ! どうぶつと獣医さんの本当にあった笑える​物語​感想
マンガで北澤先生が獣医として経験してきたエピソードを教えてくれる本。街の獣医さんとしてのエピソードも初めて知ることが多かったけれど、やっぱり動物園話が面白かった。飼育係さんも、獣医さんも満身創痍になりながら、動物たちを育てているのねーとか、類人猿は風邪がうつるのねーとか、人間に恋しちゃうこともあるのねーとか知らなかった。獣医さんとか飼育員さんとか、動物が好きな人が楽しく働いているだけじゃなかったことにびっくり。育てることはやっぱり大変だ。
読了日:11月26日 著者:北澤功
九十歳。何がめでたい九十歳。何がめでたい感想
佐藤愛子さんのエッセイ。図書館でCMでよく見たなーと思って借りてきた。「年を取ると、アレルギーに耐える力がなくなって花粉症が無くなるらしい」と嬉しい情報があったけど、愛子さんが治ったの90超えてからだって。道のりが長すぎる。耳が聞こえなくなってきたというのは、多くを見聞きして意見を言ってきた人にとってつらいだろうな。自分も耳の聞こえかなり将来不安だし。ちょっと違うんじゃ、って思うところもあったけれど、全般的に何も考えず楽しく読めました。これで書くのやめちゃうの、残念。またゆっくりでも短くても書いて欲しい。
読了日:11月25日 著者:佐藤愛子
世界は終わりそうにない (中公文庫)世界は終わりそうにない (中公文庫)感想
エッセイとか、対(鼎)談とか、書評とか、自分が書いた本に対するコメントとか、恋愛についてとか、盛沢山ですごく楽しかった。「八日目の蝉」についての対談は、映画の作られ方についてが興味深かったし、「いつか記憶からこぼれおちるとしても」はもう一回読みたくなったし。私も小さい時に読んで、イメージだけですごい食事を想像していた話、たくさんあったよなと「私のごちそう」で思いだしてみたり。短編ばかりなので、移動中とかによかった。1年ぐらいおいて、また読む予定。旅の時にでも(今回は旅行中じゃなかったけれど)。
読了日:11月25日 著者:角田 光代
いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)感想
再読。下今市から予約したリバティに時間を勘違いしたせいで乗り遅れ、しょんぼり普通列車で帰ってきたときに読んだ本。中高一貫女子高に通う、よいとこのお嬢さんたちの日常が丁寧に描かれた話。両親と友達と完璧に理解できないのがわかっているのとか、自分が仲の良い(日々関わっている)友だち以外のことはあんまり気にしていないのとか、意外とみんな残酷なのとか、面倒くさいから適当な嘘をついてやりすごすのとか、他の世界にあこがれるのとか、懐かしくなる。今もあまり変わっていない気もするけれど。格段に狭かった世界の話。
読了日:11月18日 著者:江國 香織